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>25日の札幌ライブと30日の東京FCライブに参加しました。
>ライブの中で倉木さんとファンの間で、こんなやり取りがありました。
>「みんな・・・たくさん、たくさんシールを集めてきてくれたんだよね!」
>「おー!」
>中にはオークションでチケットを買った人や、ダフ屋から買った人も
>いると聞きます。
>その方たちはこの時、良心が傷つかなかったのかな?と思いました。
ひーぽんさんは、とても正義感のお強い、ナイーブな方だと思います。
ただ、意地悪く言えば、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の主人公のような・・・
自分は天国(ライブ)へと続く蜘蛛の糸に安心してぶらさがっていたら、
下からオークションやダフ屋でチケットをせしめた罪人どもがその蜘蛛の糸を
上ってくる、うーん我慢がならぬ・・・などと申しては罰が当たりますかね。
>やはり売買は良くないと思います。
>僕もファンだから外れたとしても、どうしても行きたくなってしまうと思います。
>でもそこは我慢しないと、ルールを破ることにもなり、倉木さんに対する
>裏切りでもあると思います。
罪人どもの所業に対する私憤を「ルール違反」「倉木さんに対する裏切り」という
ことばですり替えておいでなのかも。
>>今回、残念ながら参加できなかった人たち、
>絶対、絶対今度いっしょにライブ行こうね!
なんだか、虚しく響く呼びかけのような気がします。
別のところで、「お金を出して主催している企業のルール」といったことを
仰ってますが、お金を出したのは「爽健美茶」を買った消費者なのではあり
ませんか。なにせ680万通もの応募があったんですもの。1通15点なら
1000万点、つまり単純計算で700万本も「爽健美茶」が売れた勘定です。
コカコーラ社は儲かりこそすれ、ボランティアでお金を出したわけではありま
せんよ。採算の取れないことを特に外資系の企業がするわけありません。
いろいろな意味で、ナイーブな方ですね。
「ルール」を金看板というか、論拠の盾となさっていますが、それもどうでしょう?
将棋のルール、野球のルール、などゲームにはルールがあります。
個人の恣意に走らないようにするための取り決めです。
暴走族にだって身内のルールをちゃんともっています。
ルールは仲間内の規程です。
それに対して、処罰規定をもつのがREGULATIONSでありLAWです。(その違反が
重大な不利益をもたらしたり、公共の福祉に反するものの謂で、ルールとは違います。)
ルール違反は、単なる仲間内での取り決め違反にすぎません。(というか、議論は
そもそも、とくにキーワードとなるものに対して同一の定義を共有しないとできない
ものです。自分は違う意味で使ってると強弁されれば議論の仕様もありませんが。)
その意味で、ルールをレギュレーションと勘違いなさっておいでのような気がします。
それから、これは他の方も言っておられますが、そもそもあなたの仰る「ルール違反」
はチケットを売りに出す人間がいなければ発生しないのではありませんか。
オークションには1割近い数のチケットが出品されていたということですが。
その人たちにも同様に正義の鉄槌をお向けになる必要があるものと思います。
お金を払ってでもライブに行きたいという人だけではなく、主催者、オークション出品者も含めた全体構造の中で今回の問題を考えて頂きたいと思う次第です。
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