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2000/3/1

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あなたの情報感度が試される?
時代を動かすJ-POPの歌姫たち
『日刊ゲンダイ』2000年2月5日号

 倉木麻衣さんのオフィシャルホームページで知る。
 この記事は『日刊ゲンダイ』さんのホームページにはアップロードされていないようです。
 ですので、その記事のことを書いた『OHHO日記』を転載します。

 『日刊ゲンダイ』を買ってきた。ローソンへ行き、120円で購入(あと3部くらいあった。午後5時30分現在)。2軒隣のクリーニング屋さんでスーツを出し、店を出た直後、どれどれと『日刊ゲンダイ』を開く。

 「東証2万円急落不安」
 「警視庁巡査部長チカンで逮捕」

の文字と、「こんな政治を続けていいのか」という見出しの左横で小渕首相が左手を挙げている1面だ。
 しかし、1面には「倉木麻衣」の文字はない。
 そらな、事件を起こしたわけではないからな。事前に事件がわかるはずがないからな。と思いつつ、2面へ。
 2面にもない。ありゃ、これか!と思ったら『失礼します』の小林成子さんだった(誰だ?3面参照)。
 で、どんどんいくがどこにもない。おっと、7面にテレビドラマの『ビューティフルライフ』のことが載っている。あとで読まないとな、と思いながら、『今週のこの人 川崎麻世』のカイヤさんの顔を見ながら、10面、11面とパラパラと進む。
 そういや、僕は、「求人」関係の記事を切り抜くために、毎日多くの新聞を見ているのだった。新聞を早く見たいこんな時に役に立つとは。とは思いながらも、うーむと出てきた13面のフーゾクページも「あとあと」と飛ばし次のページへ向かう。

 と、ありました。なんやこりゃ。という感じなのですが、15面に『週間芸能フラッシュバック』として『今週のRANKING!』の中に「倉木麻衣」の文字が!

 6位「倉木麻衣オリコン急上昇」

として、

 「17歳新鋭のデビュー曲がオリコン5位上昇中。同い年の宇多田を脅かすか。ルックスに関してはヒゲマロをはるかにしのぐ」

のコメントが。
 なんや、これだけか。「ヒゲマロ」って誰や? それにしても、倉木さんのオフィシャルホームページは、これだけの記事も事前にチェックできるのか。恐ろしい情報収集力よ、と感心。
 しかし、「いや待てよ」と僕の中のもう一人がいった。「そんなアホな。こんだけの記事をオフィシャルホームページに載せるわけはないやろ。それやったらとっくの昔にこの『倉木麻衣ヒットカウンター』のページを載せているはずやろ」。なるほど。僕は僕の心の中のレイゲンに同意した。ん?レイゲンって誰やねん。
 まぁまぁ、そんなことはさておいて、次の16面17面を通り過ぎ、18面をパラリとめくると、やってきました、出てきました。

 「あなたの情報感度が試される?
  時代を動かすJ-POPの歌姫たち」

の文字が。
 どーんと、左上に倉木さんの写真があるではありませんか。その下には「宇多田ヒカリを追撃する倉木麻衣」のキャプションが。
 けっ、また宇多田さんか、やれやれ。とは思いながらも、しゃあないなぁ、とも思い記事を読む。

 「近ごろ、レコード店の棚をデ〜ンと占拠しているのが“J-POPコーナー”。これまで洋楽礼讃の風潮が強かった音楽シーンは、いつしか日本のポップスがメーンストリームとなりつつある。『宇多田ヒカルがわかれば話題についていける』などとノンキに構えていると時代の孤児になりかねない。そこで今週はいまをときめくJポップの“歌姫(ディーバ)”たちを紹介しよう!」

とリード文。
 で、「Misiaが火つけ役になった」という本文から始まり、「宇多田ヒカル効果もあって」とMisiaさんと宇多田さんの名前がで、その後、「“ポスト宇多田”の本命と注目されるのが」と続く。
 誰やねん、誰やねん、まさか、まさか、あのあの、と構えるが、その後に続く文章は

 「“ポスト宇多田”の本命と注目されるのがソウルフルなボーカルで人気急上昇の小柳ゆき(ワーナー)」。

 どたっ。こけてしまったが、よかったあ、と本気で思った。こんなところでトップにもってこられると、後々ロクなことがない。1曲だけで終わってしまうかもしれない。そう思ったからだ。よかったよかった。
 とは思いながらも、何でやねん、何で一番に取り上げてくれへんねん、と半ばがっくりしながら、読み進む。
  えっ、小柳ゆきさんも10代なん! なんと「18歳の現役女子高生」なん! と「なん!なん!」ばかりで、ここでもホットする。
 ってことは、女子高生の歌手ということで、小柳さんに注目が集まる。ということは、倉木さんはちょっと落ちついて活動ができるのではないか。よかったなぁ、同じ女子高生で。とこれまたいい話を一つ仕入れた。
 で、次に倉木さんに関する文章がくる。

 「伏兵はMAY-Kの名前で米国で先行デビューした芳紀16歳の倉木麻衣(B-BRAMレコード)。せつなげなブレス唱法は“半周遅れの宇多田”の印象は否めないが、キュートなルックスを武器にアイドルとしてブレークする可能性大。」

との記述が。なんじゃこれ。「MAY」とはなんじゃ。「MAI」じゃないのか。「Y」と「I」を間違っているよ『日刊ゲンダイ』さん。
 まま、それはさておき、後、「SUGAR SOUL」のAIKOさんや、ACOさん、birdさん、SILVAさん、椎名林檎さん、桃乃未琴さん、aikoさんなどの名前が、記事の本文の中に並んでいました。
 で、あと、右のカコミコラムの音楽評論家・大沢遊介さんのコメントの中にも「倉木麻衣」の文字が。

 「なかでも一番の注目株はルックス抜群の倉木麻衣と現役女子高生の小柳ゆき。この2人はポスト宇多田の筆頭でしょう。」

とのことでした。大沢さんは倉木さんの方が名前を前に出している。ほんま、小柳ゆきさんと並んで紹介されるんやな、と理解しました。
 でも、はあー、しんど。なんでこれだけの新聞の文章で興奮をせんとあかんのか。

 と書いている時に、京都市伏見区の日野小学校で小学生が殺された事件のことがニュースに。なんと任意同行を求められた男性が逃亡し、団地から飛び降り自殺したとのこと。
 何だか、何でや、それでいいのか、という気分。

 今日の『日刊ゲンダイ』は「週末特別版」だったのですね。

(『OHHO日記』2000年2月5日(土)-2より)